僕、寂しいじゃないですか

ケールを買えず、仕方なく小松菜スムージーで過ごしてみる。
・・・あかんやん・・・
味はなめらか。ガツンという緑の力を感じない。
八百屋さんに行った。
「ケール、今日入りました」と女性店員さん。
入りたてのケールは緑が濃く、葉の先々までピンと尖り、生命力の塊だ。
これよ。これ。
さっそく、以前、桃をくれた男性店員さんに伝えた。

「ケールのない日は電話ちょうだいって言ったけど、もういらない。来週も来ない。今日買うから。」

すると、店員さんが怒ったような顔して言った・・。


「僕、寂しいじゃないですか・・」


そもそも、あるかどうかわからないケール。
聞きたきゃ、店に来る前に確認してください、というのが普通だ。
彼もそれを提案した。
でも、私はノーと言った。
「来ちゃいけない日があるなら、そっちから、今日はくるなっ、て、電話してよっ」
彼は私の電話番号を登録した。

私は不可能なわがままを突きつけることで、相手の愛情を計るクセがある。
末っ子の特徴だ。
で、わかったこと。
八百屋のお兄さんは、私を愛してる。

それがわかれば、もう、私の気は済むのだ。
私は、毎週、八百屋さんにケールと、愛をもらいに通う。






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