大当たりに気づかない人々
「宝塚に連れていってほしい」
と、A氏に頼まれ、チケットを取れることになった。
いつが行けるか、「週明けまで待って」と言われた。
もう、この段階で違う。
プレミア、ということは、10分で買い手がつく、ということ。
週明けて・・・。
だが週明け、「やっぱりやめとく」と言われた。
「ほんとにほんとに、いいんだね?プレミアだよ」と確認した。
「うん」
では、このプレミアチケットの権利を誰に譲ろうか・・。
思い浮かべてみたが、それほど宝塚愛がある友人はおらず、
「つきあってあげる」程度だ。
それではプレミアチケットが泣く。
そこで、いつも好奇心旺盛なB氏に声かけた。
「行きたいけど、子供の面倒みなきゃ」。
プレミア、の、価値が伝わらない人の返事だ。
宝塚だけは、子供も介護の年寄りも放り投げて、選ぶべき機会だというのに。
骨折しても来る。それが、宝塚だ。
「C氏に声かけてあげる」とB氏がいう。
それまでにもう、1週間経ってる。
もう「いける日に予約する」チャンスは逃げ、「この日で確保した」の段階だった。
やっとC氏と確認とれる。
C氏は、「すごく行きたいが、その日は、仕事で、別の日をとれないか?」という。
だから、ぐずぐずしてるうちに好きな日をとれる機会はとっくに過ぎたんだってばっ。
C氏は行きたそうで、「調整可能かやってみる」という。
そして、まだ、返事はない。
宝塚の、特に取れないチケットは、宝くじと同じだ。
すごい大当たりが目の前にぶら下がってるのに、
だーーーーれも、それに気づかない。