歌姫の「売れたい」の物語るもの
また音楽ライブに行く。
ぎゅうぎゅう詰めの客席というのはいい。
それだけですでに盛り上がる。
バックコーラスやキーボードの女性ミュージシャンが登場する。
かもしだす雰囲気に、プロ、を感じる。
ひときわ圧倒する存在感で登場したのが、本日のシンガーだ。
彼女の人生に関る大勢が詰めかけて応援する。
皆が、「走れ!走れ」と応援する。
シンガーが「売れたい」と言葉にする。
「売れろ。夢を叶えろ」と客席が応援する。
ライブは実に暖かい人間味のある空間だ。
およそ、テレビの持つ緊迫感とは種類の異なる芸能だ。
こういう世界があったのか・・。
私が出会ってきたのは、すでに売れた人達だった。
私は、彼らの苦悩も目の当たりにしてきた。
売れる前は、売れない苦悩があり、
売れたら、売れてから知る苦悩があり、
売れなくなったら、現実を知る苦悩が待つ。
じゃあ、いったいいつハッピーなんだ、というと・・
夢中になって歌っているその瞬間だと思う。
タレントは喋ってる時。
芸人は笑いを取ったその瞬間。
役者は、役に没頭してる時。
幸福とは、没頭にある。
売れることは、それほど重要じゃない。
売れたらきっと幸せに・・・は、
結婚したらきっと、とか、子供がいたらきっと、カネがあればきっと、
に、近い。
みなさん。没頭できるもの、ある?