ノートルダムの鐘。その衝撃

『ノートルダムの鐘』初日を見た。
劇団四季だ。
えええっ、というシーンから始まる。
ノートルダムの鐘突き男が、ひとりの青年から異形の青年に瞬時になる。
あああ・・
ネタばれになってしまう・・

数百年前の原作だというのに、
そこに描かれたものは、異形、貧困、生意気な女への憎悪。
現代とまったく同じではないか・・。

この作品を見て感動するということは、
現代にも通じるテーマがあるということ。
露骨に差別や虐待があった時代から、陰湿で隠れた差別と虐待がある時代に変わっただけなのだろうか。
そんなことを考えた観劇後だ。

劇団四季の俳優たちの歌の上手いこと。
圧倒される演出技術。
うわーーっ、と圧巻の舞台セット。
ほんとに、うわあああああっ、なのだ。
ネタばれになるから、これ以上書けない。

つくづく、表現者には、いい声とみなぎる肉体が必要だと感じる。
そのために彼らはどれほどの訓練を継続してるのだろう。

四季を観ると、演劇の基本、を感じることができる。
数々の商業演劇がある。
その中で、「そうだった。演劇とはこうだ」と感じられるのが劇団四季。
四角い舞台の空間から、はちきれんばかりのエネルギーが客席に放出される。
それを浴びた客は、少なくとも、「うん。頑張って生きよう」と思える。
ノートルダムの時代から現代まで、やはり生きることは困難で、
それを応援してくれる劇団があることは、喜ばしく恵まれている。
来年2月7日まで、大阪四季劇場で観れる。
ぜひ。






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