夢見る南港

かつて、バブル期に大勢の客で賑わっていた南港にある大型家具展示場。
私が好きな場所だ。
広い敷地で高級家具を見ているだけで、皮の匂いや、木の滑らかさに、気分が高まる。
そんな家具を置くスペースも、カネもないが、夢は見れる。
で、ごくごくたまに、家具を買う。

久しぶりにまた南港に行った。
電化製品会社に合併されてから、家具の営業マンは減った。
でも今回驚いたのは・・


営業マンが消えた・・・。


そして、破格の高級家具が半値になっていた。
半値でも買えない価格だけど、とうとう半値になった。
そして、人員が消えた。
「もう、閉じるのだな・・」
そう感じた。

かつて、煌びやかな家具を眩く眺めた。
今、半額なら手にしたい家具もある。
でも、いったい、どこに置くというのだ。
マンションだぞ。
部屋のどこを眺めても、もう、家具を置くスペースはない。
バーカウンターもほしい。
酒飲めないけど。
日本家具もほしい。
畳ないけど。
サイドボードもほしい。
壁に空間ないけど。
閉じるまでにまた、夢を見に行こうと思う南港。

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