これも高齢化社会現象

高齢の姉が突然、ヒップホップの服を着だした。


おかしいって・・・


姉は得意げだ。
サイケ柄のビッグジャケットと、縦横に縫い目の入ったデカパン。


おかしいって・・・


長年専業主婦だった。
座る時は両足をきちんと揃える。
髪は高齢女性あるあるの、ショートボブ。
白髪をまっ黒に染める。
化粧は無難。
そういうキャラが、ダンスを習うなり、アバンギャルドになれるか。

服というのは、生き方、で着こなすものだと再認識した。
生き方が保守ならトラッドが似合う。
生き方が挑発的なら反発系が似合う。
チョー保守の女性が、突然、ダメージ系ファッションを着たら、
猛烈な違和感しかなかった。

なにがそれをさせるのか。
「若くなりたい」だと想像する。
何を着ても自由だ。
難しいのは、着こなせるか。似合うか。似合ってなければ、滑稽、だ。
老いは残酷だ。
あたふたと、若く見えそうなものに食指を伸ばす。
高齢化社会の、新たな一面に、ため息する朝。


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