うそ・・と生きる
「忙しい」は、危ないワードだ。
忙しいとモノを考えずに済む。
やることだらけの日常で、ばく進して数十年過ぎる。
仕事もそう。
子育てもそう。
定年後、子が巣立った後、突然、時間ができる。
忙しい時は、暇な時の自分を想像しにくい。
それすら忙しくてできない。
なんせ、忙しさは思考停止期間だ。
朝、ウォーキングするが、遊歩道にはハトと並んで定年後の高齢男性が日光浴だ。
男性たちは、ハトと同じ目をしてる。
キョトンとも見えるが、その目が語るのは、
うそ・・・
という感情だ。
うそ。あれだけ忙しかったのに、今、なんもやることがない・・・うそ・・・。
うそ、という感情で、とりあえず日光浴して健康を意識する。
ウォーキングやジョギングであがく。
きっと、働いたほうがいいんだよな、と、働き、
きっと、健康を努力したほうがいいんだよな、と、ジョギングする。
世間と歩調を合わせて生きたら、こうなる。
では、独自の生き方なんて、人間はできるんだろうか。
次回に続く。