恋におちたシェイクスピア

『恋に落ちたシェイクスピア』を観た。
劇団四季だ。
めずらしくシェークスピアのストレートプレイだ。
ほぼセリフだ。

「めずらしくない?」
「でもちょっとだけ歌もあるんです。」とロビーの男性。
劇団四季の創立時はストレートプレイだったそう。
「へー。いつ?」
「1953年です」男性は即答した。
「戦後すぐだ。そこから高度経済成長期にミュージカル。で、バブルで世界的ミュージカルの時代だ」
そーゆー歴史ね。
なので、今回の「恋におちたシェイクスピア」は創立時の魂が生きてる作品とも言えるわけだ。
「京都の和菓子老舗が創業時の塩とアンコの饅頭を大事にする感覚ね」
「塩とアンコの饅頭は大事です」と男性は答えた。

ベルが鳴り、客席に戻った。
友人に聞いた。
「さっきの男性、誰?」
友人はあきれて答えた。
「洋子ちゃんが喋ってたのは、劇団四季の社長」


「しゃ・・・しゃちょー?」


なにもかもが驚きの、「恋におちたシェイクスピア」だ。
熱量のハンパなさは、作品と劇団四季そのものに、ある。

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