歌舞伎見て思うこと
歌舞伎座で歌舞伎を観劇した。
勘九郎さんと七之助さんが場を盛り上げている。
そろそろ勘三郎を名乗れば? というセリフも劇中にあった。
私は彼のお祖父さんの時代から歌舞伎を見た。
3代を見ていることになる。
歌舞伎の今を、系譜ごと鑑賞すると味わい深い。
芸術は、それをながーーく味わうほどに楽しめる。
もともと歌舞伎に関ったのは、劇団研究生の頃。
一か月間を玉三郎さんと登場した。
私は黒子だ。
出番前の玉三郎さんの顔を真近に見ながら、出を待った。
歌右衛門さんもいた。
歩く姿がおつらそうだったのを覚えている。
それからずっと、私の中では歌舞伎が継続している。
皆、御父上と顔がそっくりだ。
勘九郎さん、菊五郎さん、巳之助さん、松緑さん。
あん時の彼らが、時が止まって生きているように、舞台で躍動する。
10代で最初に出会ったのが坂東玉三郎さん。
美への探求心の原点は、実は、玉三郎さんだ。