これ、すごいから!
エンターテイメント系シネマ歌舞伎っちゅーのをバカにしてた。
しょせん、現代のノリでしょ?と。
古典にかなうものはないと。
でも、先日偶然WOWOWで観たシネマ歌舞伎・・。
3時間半におよぶ長編にかかわらず、・・・観た。
面白いじゃないか・・・。
何がって、歌舞伎役者たちが古典様式に縛られることなく時代物をやってる。
歌舞伎でも世話物といって、日常会話で繰り広げるものもある。
でもこれはもっと現代的。
ほぼ現代の日常用語で、歌舞伎のエッセンスに色付けされている。
すると、何が輝くかって・・・
個々の役者の身体的力量だ。
並外れた筋肉とそれに裏打ちされた動きのメリハリ。
変幻自在に使いわけられる発声。
決める所で見事に決められるリズム感。
す・・・すごい力量だ・・・
役者という職業が、身体能力に裏打ちされるのは知ってた。
だが、歌舞伎役者がその能力に軒並み秀でていることを、知った。
それは、彼らが現代劇風の動きをした時にわかる。
身体能力がそこらへんの役者の群を抜いている。
叩き込まれた日舞というものが、いかに筋肉を必要とするか。
優れた舞踊家であると同時に、オペラ歌手レベルの声帯を持つプロ。
それが、歌舞伎俳優だ。
『シネマ歌舞伎 歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼(松也版)』
観てみて!